モノよりも心に残るコト消費
〜コト消費〜

「人生100年時代」の消費スタイル

聴くよりも歌う体験価値

コト消費とは、製品そのものよりも体験価値を重視する消費行動です。

『コト消費』とは?
製品そのものよりも体験価値を重視する消費行動

「今日は帝劇、明日は三越」という日本広告史に残るキャッチコピーは、当時の三越の宣伝部長 浜田四郎(1873-1952)が、今から110年前の1913年に制作しました。演劇の鑑賞やデパートを訪れることから得る愉しい体験価値は、コト消費の萌芽といえます。

かつて人はステレオセットとクラシック全集のレコードというモノを買い揃えました。やがて演奏会に足を運び、ついには市民合唱団の舞台に立ち音楽を体験するコトに価値を感じるようになりました。お客様は、物質的な所有よりも、感動的な体験を求める傾向が高まっています。

コト消費から始まる新年

いま新しい年は、コト消費で幕を開けます。モノ消費からコト消費への変化は、三越など百貨店の福袋にも影響を与えています。

かつては高級ブランド品が目玉でしたが、今は、特別な体験を提供する「体験型福袋」が注目を浴び、芸能人とのフライト体験、スポーツ選手との交流、高級ホテルでの宿泊体験などが、お客様の興味を惹き付けます。

コト消費は「人生100年時代」に、幸せな生活を追求し、思い出を積み重ねる新しいライフスタイルと結びついています。