共感ができるモノにお金を遣いたい 〜応援消費〜

お金の遣い方が変わった! 応援消費という新潮流

消費を通じて誰かを応援する心

応援消費とは、応援消費は、商品を買うことで応援する消費行動です。

『応援消費』とは?

モノやサービスを応援する目的で購入する消費行動

応援消費は他人を支援しようとする利他の心理から生まれます。人は、友人が経営するお店の苦境を知れば「少し遠いけれど応援しよう」と思い、そのお店に足を運びます。この行動心理が応援消費の原理です。

銚子電鉄の生存戦略

お客様は製品そのものよりも、その背景や世界観に共感することを重視しています。売上が低迷しているお店や風評被害に苦しむ生産者、後継者不足で危機に瀕する伝統品に対して、共感し、応援したいという気持ちが高まっています。

千葉県のローカル鉄道 銚子電鉄は、乗客減に悩まされています。社長の竹本勝紀(1962-)は、「銚子電鉄がないと困る」という地域の人々のために「なんとしてでも存続させたい!」という精神で、斬新な乗車体験イベントを開催しています。この情熱が鉄道ファンの心を刺激し銚子電鉄を支えています。

応援消費は、社会への貢献意識から生まれた新しい消費の形です。自分の行動が地域や個人の活力や発展に貢献している実感を得ることが、この消費行動の意義をさらに深めています。