4倍の 利益も決して 夢ではない!
〜デザイン経営〜

デザイン経営

さあ、経営の真ん中に“デザイン”を!

イノベーションの種を見つける

デザイン経営とは、経営にデザインを組み込み、イノベーションとブランディングの力で新たな価値を生み出し競争優位を築く手法です。

『デザイン経営』とは?
経営にデザインを組み込み、新しい価値を創出し競争力を高める手法


デザイン経営のデザインとは、見た目を整えるだけでなく、製品やサービスの競争優位を生み出すための力です。イノベーションは、新しい価値を生むために既存の要素を組み合わせることです。

柿の種とピーナッツの組み合わせは、後発参入企業である亀田製菓が競合との差別化を図った成功例です。この2つの組み合わせは、「柿の種の辛さを和らげたい」というお客様の心を掴みました。また発売以来、柿の種の形状はもちろん、パッケージカラーの赤い帯とオレンジ色を変えません。一貫したイメージを、お客様に伝えることがブランディングの要諦だからです。

亀田の柿の種は、デザイン経営で競争価値を築いた結果、米菓売上No.1の大ヒット商品となります。宇宙食に採用された柿の種は、地球を飛び出し2020年12月8日、国際宇宙ステーションに届けられました。

利益が芽を吹くデザイン経営

いま国では、デザイン経営を推進しています。経済産業省と特許庁が発表した政策提言によれば、イギリスの企業はデザインに投資することで4倍の利益を得たそうです。

経済産業省・特許庁『デザイン経営』宣言

デザイン経営を理解し実践する企業が機能や価格以外の競争優位性をお客様に訴えることができた結果です。

『中小企業のためのデザイン経営ハンドブック みんなのデザイン経営』PDF版

デザインへの投資は、直ちに利益をもたらすわけではありませんが、長期的な成長に向けた重要な手段といえます。

参考文献

永井一史『これからのデザイン経営』(クロスメディア・パブリッシング)

片平秀貴・古川一郎・阿部誠『超顧客主義 顧客を超える経営者たちに学ぶ 』(東洋経済新報社)

トニー・ファデル『BUILD真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック』(早川書房)

経済産業省『第4次産業革命におけるデザイン等のクリエイティブの重要性』

経済産業省・特許庁 産業競争力とデザインを考える研究会『「デザイン経営」宣言』

特許庁『中小企業のためのデザイン経営ハンドブック』

経済産業省『我が国の新・デザイン政策研究 ~海外のデザイン政策動向・教育事例調査、デザインが企業経営に与える効果の先行研究レビュー』