売る前に 自社の持つ価値 見極める〜SWOT分析〜

内に秘めた力で市場の利益を吸い尽くす!

事業を 4つの視点で 査定する

事業の核心は、内部の能力(経営資源)を磨き外部(市場)から利益を吸い上げることです。

SWOT分析は、新製品の市場投入など重要な場面で内部環境と外部環境のプラス・マイナス要因を査定します。

『SWOT分析』とは?
自社を取り巻く環境のプラス・マイナス要因を査定する分析手法


企業の業績は外部環境の影響を大きく受けます。注目すべきは競合からは見えにくい人材の能力、顧客基盤などの内部資源です。

競合より優れた能力は強み、競合が持っているのに自社にはない能力が弱みです。

円安の是正は一企業の力では解決できませんが、弱みは自社の努力や協力者の助けを借りることで改善が可能です。弱みを克服し、強みを他社が模倣できない独自の価値に磨き上げることが、長期利益を生む第一歩です。

撤退が 増える市場で 生き残る

製菓市場の脅威の一つがスマートフォン操作で指につく汚れを嫌うお客様の存在です。

スナック菓子 チートスは、競合の人気製品の生産中止が続く逆風を機会と捉えています。

チートスは、指にべっとりつくオレンジのパウダーを逆手に取り「指につくウマさ」という強みをアピールし、市場に存在感を示しています。

参考文献

今枝昌宏『実務で使える戦略の教科書』(日本経済新聞出版社)

フィリップ・コトラー、ケビン・ケラー「マーケティングマネジメント」(丸善出版部)