新NISA どうしてこんなに広がった?
84%は 新しいものに 慎重だ!
ヒットを生むのは人の力!イノベーター理論は、新製品が世に社会に広まる過程、つまり流行に乗る順番をお客様の特性に基づいて5つのタイプに分類しています。
16%の“積極派”と、84%の“消極派”の間には、キャズムという溝があります。“消極派”は新しいものに対して慎重だからです。
割合 | 流行に乗り始める順番 | ||
---|---|---|---|
16%の 積極派 | 2.5% | 1.イノベーター | 新しいものにすぐ飛びつく層 |
13.5% | 2.アーリーアダプター | 先見の明があり、新しいものを広める役割 | |
この溝(キャズム)を乗り越えると、大きく世の中に広まる | |||
84%の 消極派 | 34% | 3.アーリーマジョリティ | 他の人が使い始めてから行動する慎重派 |
34% | 4.レイトマジョリティ | かなり普及した段階で行動 | |
16% | 5.ラガード | 新しいものに最も抵抗感が強い層 |
貯蓄から投資へ、どう動く?
NISAは投資に不慣れな日本人にとってハードルが高いはず。
ところが蓋を開けてみると、2024年6月末時点で24,276,789口座。成人の4人に1人が口座を保有しています。
30代〜50代は普及率16%を超え、キャズムを突破。非課税というキーワードが、投資に懐疑的な“消極派”に響いたようです。
- 30代: 4,249,508口座(17.5%)
- 40代: 4,680,771口座(19.3%)
- 50代: 4,613,256口座(19.0%)
政府目標は今後5年で3,400万口座。NISAは長期投資が基本です。投資戦略は年代によって異なります。口座数を増やすには、政府、金融機関、メディアがNISAの正確な情報を丁寧に伝えることが必要です。
『イノベーター理論 』
新製品を受け入れる順番を5タイプで示した理論
参考文献
フィリップ・コトラー、ケビン・ケラー『マーケティングマネジメント』(丸善出版部)