ヒトとカネ 上手に回して上にいく!
成長の 道筋描く マトリクス
経営者には、事業を大きく成長させたいという夢があります。しかし「ローマは一日にして成らず」という格言の通り、成果を上げるには時間と忍耐が必要です。
アンゾフの成長マトリクスは、利益を生む柱を見極め人材や資金など限りある経営資源を効果的に投資し成長を図る戦略の指針です。
『アンゾフの成長マトリクス』とは?
限られた経営資源を有効に活用し成長を図る戦略の指針
戦略を製品と市場、既存と新規で分けた4象限で示します。
期待通りの成果が得られない場合、戦略を見直し、資源を再配置することでリスクを軽減できます。
市場&製品 この組み合わせで 生む成長
既存市場で既存製品のシェアを高めます。スターバックスの「One More Coffee」は、特別価格で2杯目を販売し1日の購入回数を増やします。
既存市場に新製品やリニューアル品を投入。2021年9月、アサヒは28年ぶりにアサヒ生ビール マルエフを復活させヒットさせました。
新しい市場で既存製品を販売します。ワークマンは作業服の機能を活かし婦人服市場に進出し新たな顧客層を開拓しました。
新しい市場に、新しい製品を投入するリスクが高い戦略。DHCは、翻訳業から美容通販市場へ進出し成功しました。
参考文献
今枝昌宏『実務で使える戦略の教科書』(日本経済新聞出版社)