この商品 誰を狙ってどう売るか?〜STP分析〜

ぴったり!と はっきり!で 長期利益を築く法

市場から ぴったりのお客様を 見つけ出す!

「誰を狙ってどう売るか?」その答えは、STP分析が示す分けて絞って位置づけるという3ステップにあります。

STP分析は、市場から自社の製品にぴったりのお客様を見つけ、競合との違いをはっきり示して長期的に利益を築く戦略の土台です。

分けて、絞っての2ステップで、ぴったりのお客様を見つけます。

糖質オフの機能性食品を例にします。まず、年代や地域、趣味嗜好などで市場のお客様を細かくグループに分けて、ぴったりのお客様を見つけるセグメンテーションを行います。

すると、首都圏に住む生活習慣病の予防に関心がある人々が浮かび上がります。

次にターゲティング。首都圏に住む生活習慣病の予防に関心がある人々から、さらに絞って糖質が気になる人ぴったり照準を定めます。

お客様に 他との違いを はっきり示す!

3ステップ目は、ポジショニング。ポジショニングは、お客様の頭の中の陣地取り。お客様の頭の中に「これに代わる製品は他にないわ!」と他との違いと便益を、はっきり位置づけるステップです。

お客様には「続けられるかな」という不安「美味しくなくちゃね」という欲求があります。

そんなお客様の頭の中に「美味しいのに糖質オフ」という価値を位置づけ、他に代わる製品はないと記憶させます。

この3ステップを丁寧に実行することで、ぴったりなお客様に出会い、競合とはっきり差をつけ、長期的な利益を築くマーケティング戦略が完成します。


『STP分析』
広い市場から製品にぴったりのお客様を見つけ、競合との違いをはっきり示し収益を得るため戦略の土台

参考文献

フィリップ・コトラー、ケビン・ケラー『マーケティングマネジメント』(丸善出版部)