4倍の 利益も決して 夢ではない!

少数の法則

デザイナーと二人三脚で価値づくり

3分でわかる『デザイン経営』

経営に必要なのは『デザイン』だ!

イギリスの調査機関は「デザインに投資すると、その4倍の利益を得られる」と発表しました。アメリカではデザインを重要視している企業が株価指数を過去10年間で219%も押し上げています。

「えっ、4倍の利益⁉︎ でもそれって外国の話しでしょ」とあなたは遠い話しのように思うでしょう。しかし、いま日本でも、デザイナーの思考を経営に取り入れる『デザイン経営』に熱い視線が注がれています。

『デザイン経営』とは?
 デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として捉えブランド価値の向上やイノベーションの創出に活用する経営手法

GAFAに代表される創造的破壊企業の席捲を目の当たりにした経済産業省と特許庁は、デザイン力が日本企業の弱点であることを認識し、2018年に政策提言『「デザイン経営」宣言』を発表しました。その中で『デザイン経営』を、こう定義しています。

デザイン経営は、ブランドとイノベーションを通じて、企業の産業競争力の向上に寄与する

経済産業省・特許庁『デザイン経営』宣言

https://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/kenkyukai/kyousou-design/document/index/01houkokusho.pdf


デザインへのリターン効果により企業は潤い経済が活性化し、そこから生まれたイノベーションは人々の生活を快適にします。『デザイン経営』に取り組む企業が一社でも増えることが、国内外の競争力を高めることに繋がります。

デザインは『経営』の本質そのものだ!

デザインと聞くと、あなたの頭には「おしゃれ」とか「かっこいい」という漠然とした印象が浮かぶでしょう。『デザイン経営』を理解するためには、これらの印象を一旦リセットすることが必要です。

『デザイン経営』のデザインとは、「あなたの会社は何を目的としているのか?」と「顧客のどんな課題を解決するのか?」という経営の本質そのものの骨格を作ることだからです。

「あなたの会社は何を目的としているのか?」

ブランド力の向上

あなたの会社が、顧客に対して果たさなくてはならない使命がブランドです。この使命を社員の間で共有し、顧客の記憶の中にはあなたの会社の価値を一貫性を保ちながら強烈な印象を刻むメッセージを打ち出します。

「顧客のどんな課題を解決するのか?」

イノベーションの創出

『デザイン経営』の主語は顧客です。『顧客起点』から、あなたの会社を商品を使用する顧客の感情やニーズを捉えて思考し、顧客の抱える課題を発見し、仮説と検証を繰り返しながら、課題解決策つまり新しいイノベーションを発想します。

“人間”を起点に、筋道を立てて結論を導くデザイナーの力を、経営の最上流から投入することが『デザイン経営』の条件です。デザイナーの思考と発想は、上流から下流に至るさまざまな場面であなたをサポートします。

デザイナーとの二人三脚で、あなたの会社の価値と存在意義を顧客の記憶の中に『他社では代替できない存在』として鮮明に刻み込むことが成功への道です。


COLUMN 『デザイン経営』の入口
  日本では『デザイン経営』への取り組みが始動したばかりです。柔軟で身軽な小さな会社こそ『デザイン経営』を取り入れやすいのかもしれません。

特許庁が発行する冊子『中小企業のためのデザイン経営ハンドブック みんなのデザイン経営』には、全国の中小企業の事例が紹介されています。

『中小企業のためのデザイン経営ハンドブック みんなのデザイン経営』PDF版

https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei/document/chusho/chusho-handbook.pd

「認知度アップ」や「脱下請け依存」など、あなたの会社が抱えるさまざまな課題を解決するための入口として『デザイン経営』に挑戦してみませんか?

参考文献
 

永井一史『これからのデザイン経営』(クロスメディア・パブリッシング)

片平秀貴・古川一郎・阿部誠『超顧客主義 顧客を超える経営者たちに学ぶ 』(東洋経済新報社)

経済産業省・特許庁 産業競争力とデザインを考える研究会『「デザイン経営」宣言』

特許庁『中小企業のためのデザイン経営ハンドブック』