欲求を バネに生きてる私たち
〜マズローの欲求5段階説〜

人の欲求を収益に繋げる戦略の土台

人の欲求は変化する

マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求を5つの段階に分類する学説です。

『マズローの欲求5段階説 』とは?

人間の欲求を5つの段階に分類する学説

欲求は 5段階に 変化する

日本の家電消費の変遷から欲求の変化を紐解きます。

1.生理的欲求

1945年、敗戦で焦土と化した日本。人々は「お腹いっぱい食べたい」「屋根のある所で眠りたい」という”生理的欲求“を抱きます。

2.安全欲求

戦後復興を遂げ経済成長の時代、人々は快適な空間で安心して暮らしたいという“安全欲求”を満たすために、洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビの「三種の神器」と呼ばれた家電を手にします。

3.社会的欲求

消費が成熟期に入ると、人々は省エネなど社会問題に関心を持ちます。環境に配慮することを通じて社会貢献を果たすために「エコ家電」を選び“社会的欲求”を満たしました。

4.承認欲求

ダイソンやパルミューダなどのデザイン性に優れていて周りに自慢できるようなおしゃれな「デザイン家電」を所有することで”承認欲求“を満たします。

5.自己実現欲求

2000年代、女性の社会進出が加速し、「仕事でも輝きたい」という女性の”自己実現欲求“を叶えるために食洗機やロボット掃除機などの「時短家電」がヒットします。

参考文献

鹿毛康司『「心」が分かるとモノが売れる 』(日経BP)

フィリップ・コトラー『コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則』(朝日新聞出版)