その道の プロのことばの持つ威力〜権威性の法則〜

この世界 誰もが誰かを 信じたい!

結局は 誰が言ったかが ものをいう

人は、権威の意見に「あの権威のいうことだから間違いない!」と、発言内容を深く考えずに直感的に判断します。

権威性の法則とは無意識の内に、著名人や専門家のことばに無条件に従う人間心理です。

『権威性の法則』とは?

無意識の内に、著名人や専門家のことばに無条件に従う人間心理

人はみな 誰が言ったか? で態度が変わる

「誰が言ったか?」の「誰」は、判断に大きな影響を及ぼします。人は発言者に重きを置くからです。

投資家は、誰でも言うであろう“株式投資の心得”の最後に記された人物名に、思わずひれ伏します。

その名は、投資の神様 ウォーレン・バフェット(1930-)。世界の株式市場に影響力を持つ株式投資のレジェンドです。

事実、バフェットの鶴の一声に投資家は即座に反応し、株価は高騰します。この力が、その道のプロのことばの持つ威力です。

コラム  戦後未解決事件も権威への服従心から起こった
  帝銀事件と3億円事件には共通項があります。1948年の帝銀事件では、東京都防疫消毒班の腕章を身につけた犯人によって起こされました。20年後の1968年の3億円事件では、白バイ警官の格好をした犯人によって起こされました。

2つの事件の共通項は、権威への服従心です。

参考文献

ロバート・B・チャルディー二『影響力の武器』(誠信書房)