ブランドはお客様の心の中の価値である
ブランドは一日にしてならず
お客様は知らないものには欲求を抱きません。
だからこそ、お客様の心に自社の製品と他との違いを鮮明に印象づけ、「欲しい」という気持ちを育むブランディングが必要なのです。
『ブランディング』とは?
自社の製品と他との区別をはっきりと示し、お客様の記憶に残す施策
ブランドは信用と時間の積み重ね
神戸牛は「高価でも食べる価値がある」と愛されるブランドです。
しかし、最初から憧れの的だったわけではありません。生産者が長い年月をかけて、他の牛肉とは一線を画す特別な価値を築き上げた結果、お客様の心に深く根付いたのです。
ブランドはバランスシートに載らない資本ですが、神戸牛のように、その価値はやがて利益として実を結びます。
コラム 名レスラーの必殺技
ブランドの語源「カーフ・ブランディング」。名レスラー ディック・マードックの必殺技として知られています。格闘センスに優れたマードックだからこそ繰り出せる高度な技です。時が経っても「マードックといえばカーフ・ブランディング」とファンの心に深く刻まれる、まさにブランディングの手本です。
参考資料
フィリップ・コトラー、ケビン・ケラー『マーケティングマネジメント』(丸善出版部)
片平秀貴『パワー・ブランドの本質』(ダイヤモンド社)