共感ができるモノにお金を遣いたい 〜応援消費〜

お金の遣い方が変わった! 応援消費という新潮流

消費を通じて誰かを応援する心

応援消費とは、応援を目的に商品を買う消費行動です。応援消費を促す心理は、自分自身だけでなく、他者を支援しようとする利他の心です。

『応援消費』とは?

モノやサービスを応援する目的で購入する消費行動

あなたには、知人がオープンしたお店が苦戦していることを知り「少し遠いけれど応援しよう」と思って足を運んだ経験があるかもしれません。この時、あなたに生じた心理が応援消費の行動原理です。

人はみな物語を求めている

お客様は、自分が消費するモノの背後にある物語性や世界観への共感を重視する傾向が強まっているといわれます。

売上が低迷しているお店とか風評被害と戦う生産者の皆さんの奮闘、後継者不足で存続が危ぶまれる伝統のある商品が生むストーリーに共感し、こうした頑張っている人を応援したい機運が高まっています。

応援消費は、商品を通じて社会に貢献したいという意識から生まれる新しい消費の形です。

自らの行動が、小さな個人や地域の活力や発展に寄与するという実感を得られることが、この消費行動をさらに意義深いものにしています。

コラム  電車を止めるな

乗客減が続く千葉県のローカル鉄道、銚子電鉄は、竹本勝紀社長自ら音頭を取り、「なんとしてでも存続させたい  電車を走らせたい!」という精神で、ユニークな乗車体験イベントや「まずい棒」など、斬新なネーミングのお菓子など数々の工夫を行っています。

これらの仕掛けが、鉄道マニアの「応援しよう」という心を強く刺激し、銚子電鉄を支えています。