共感ができるモノにお金を遣いたい 

3分でわかる『応援消費』

“欲求を満たす手段が変化した” 応援する小さな動きが消費社会を大きく動かす!

消費を通じて誰かを応援する心

企業や生産者や地域を応援するために商品を購入することを『応援消費』といいます。

『応援消費』とは?
モノやサービスを応援する目的で購入する消費行動

人は理屈ではなく心で動きます。マーケティングを成功させるためには、人の心を理解することが必要です。人には自分の得だけではなく「誰かの力になりたい」という利他の心があります。

あなたには、こんな経験がないでしょうか?「XXさんは、最近できた大きなスーパーにお客さんが流れたり、近頃は気軽なネット販売もあるし、困っているだろうな」と個人商店を営んでいる知人が気になります。

「少し遠いけれど、顔を出しつつ応援のつもりで買いに行ってあげよう」というあなたの生じた気持ちが『応援消費』の行動原理です。

人はみな「物語」を求めてる

いま、自分の欲求を満たすことを目的とした消費だけではなく、他者や社会全体、環境問題に配慮した消費スタイル『応援消費』が活発になっています。

お客様は、商品を選択する時、商品そのものの機能だけでなく、商品の持つストーリーや世界観への共感を重視するようになりました。さらに2011年の東日本大震災、2020年のコロナ禍を経て、製品やサービスの買い物を通じて、生産者や開発者の思いを応援する新たな消費スタイルが根付きました。

『応援消費』には、災害の被災地の特産品、風評被害を受けた企業の商品など全何らかの理由で売れないモノを、積極的に購入する消費と、災害で訪れる客が減少した観光地、被災を克服し再開した鉄道に乗るなどコトを体験して応援する消費があります。

モノを購入して応援
何らかの事態や理由が生じて売れなくなった商品を、積極的に購入することで応援する消費です。

災害の被災地の特産品、ネットで中傷風評被害を受けた企業の商品を買う

コトを購入して応援

被災を克服し再開した鉄道に乗車するなど、その場所に行って消費行動をすることで、応援につなげます。 

コロナ禍で売上低迷の飲食店や地震、台風など自然災害で訪れる客が減少した観光地に足を運ぶ

アイドルや声優を応援する「推し活」や商品を購入する消費行動ではなく、ふるさと納税やクラウドファンディングのような金銭的な支援をする動きも活発です。

『応援消費』に共通していることは「ストーリーが消費者の心を動かす」ということです。共感し「応援したい」と思う心が消費を動かすのです。

被災地で苦労している生産者の再起を支える、後継者不足に悩み存続が危ぶまれる歴史と伝統を持つ商品を応援するなど、単にモノを購入して消費するだけでなく、商品やサービスの背景に存在する物語に魅力を感じ、そこに自分も参加することが体験価値として脳裏に刻まれます。

コラム  『電車を止めるな』
  乗客減が続く千葉県のローカル鉄道 銚子電鉄は、「なんとしてでも電車を走らせたい!」という精神で自主映画『電車を止めるな』を制作しました。“銚子電鉄1日乗車券”として使える鑑賞券は話題を呼んでいます。作り上げた渾身の作品です。

ユニークな乗車体験イベントや「まずい棒」など突飛なネーミングのお菓子など数々の仕掛けは鉄道マニアの「応援しよう」という心に火を点けます。