共感ができるモノにお金を遣いたい 

3分でわかる『応援消費』

“欲求を満たす手段が変化した” 応援する小さな動きが消費社会を大きく動かす!

消費を通じて誰かを応援する心

人には自分の得だけではなく「誰かの力になりたい」という利他の心があります。商品を応援する目的で購入することを『応援消費』といいます。

『応援消費』とは?

モノやサービスを応援する目的で購入する消費行動

あなたには「XXさんは、最近オープンしたスーパーにお客さんが流れて困っているだろうな」と個人商店を営む知人を気にかけた経験がおありでしょう。

「少し遠いけど応援するために買いに行ってあげようかな」と思うあなたの心が『応援消費』の行動原理です。

人はみな物語性を求めている

消費者は、商品を購入する時、商品そのものの機能だけでなく商品の持つ物語性や世界観への共感を重視するようになりました。消費スタイルは、新たな変貌を遂げようとしています。その一つが『応援消費』です。

売り上げが低迷する店に通う、風評被害と戦う生産者を支えるための消費、後継者不足に悩み存続が危ぶまれる伝統のある商品を購入するなど商品を取り巻くストーリーに自ら参加し、人のために役立つ消費に消費者は価値を感じています。

コラム  『電車を止めるな』

乗客減が続く千葉県のローカル鉄道 銚子電鉄は、「なんとしてでも電車を走らせたい!」という精神で自主映画『電車を止めるな』を制作しました。“銚子電鉄1日乗車券”として使える鑑賞券は話題を呼んでいます。作り上げた渾身の作品です。

ユニークな乗車体験イベントや「まずい棒」など突飛なネーミングのお菓子など数々の仕掛けは鉄道マニアの「応援しよう」という心に火を点けます。