気が付けば 買ったつもりが 買わされた!?
〜一貫性の法則〜

買い手と売り手の一貫性の秘密

人はみな 一貫性を 貫きたい!

アメリカの心理学者 ロバート・B・チャルディーニ(1945-)が『影響力の武器』の中で説いた、人が無意識に「イエス」と承諾する要因の一つが一貫性です。

俗にいう一貫性の法則とは、一度決めたことに一貫性を貫こうとする人間心理です。

人は、時として「買い物に来た」という行動に一貫性を持たせるため、つい余計なものまで買ってしまうことがあります。

気が付けば無理なくモノが売れていた

「気が付けば買ったつもりが買わされた」とお客様に感じさせては、よい関係が長続きしません。

「気が付けば無理なくモノが売れていた」という状況を作り出すためには、売る側にも一貫性が不可欠です。他社との違いとお客様の問題を解決できる便益を一貫して伝えることが重要です。

お客様が満足すれば、その心の中で一貫性が働き、無理なく自然に他の商品や高額商品へと誘導されます。買い手と売り手の一貫性がうまく作用することで、良好な関係が続き、長期にわたる利益を築くことができるのです。

『一貫性の法則』とは?
一度決めたことに一貫性を貫こうとする人間心理

参考文献

ロバート・チャルディーニ『影響力の武器』(誠信書房)