社会課題 解決の先に 利益あり!〜CSV経営〜

婚活サービスは少子化を救えるのか?

世の中が良くなるほどに利益も上がる

CSV(Creating Shared Value)経営って聞いたことありますか?

社会の困りごとを解決しながら、会社の利益も増やしていく、そんな経営スタイルのことです。

ユニクロの創業者 柳井正も「自らの商売を通じて社会を良くしていくことが究極の目的だ」と話しています。

これって、ただの社会貢献とはちょっと違うんです。

社会を良くするための事業そのものが、長期的な利益に繋がるっていう考え方なんです。

たとえば、今の日本が抱えている少子高齢化問題。

結婚したい人をサポートする婚活サービスや、子育てを支援する育児施設って、少子化を食い止める一助になりますよね。

IBJやオーネットなどの婚活支援サービス、JPホールディングスやライクなどの子育て支援事業がどんどん成長しているのも、このCSV経営の考え方を元にしているからなんです。

IBJは、「日本の婚姻組数の4%」を目標に掲げ、少子化問題の解決に貢献しようと頑張っているんですよ。

道徳と利益の両立が長期利益を生む

あの渋沢栄一は、100年以上前に『論語と算盤』「道徳と商売は両立させるべきだ」と説いていました。

渋沢栄一が関わった企業が今も続いている理由、それは社会のために何ができるかを一番に考えていたからです。

社会貢献道徳的精神が結びつくことで、企業は安定して成長し、長期的な利益を築けるんです。

そして、その証拠として、利益を象徴する一万円札に、渋沢栄一の顔が刻まれているんですね。

参考文献
 

矢作敏行『コマースの興亡史』(日本経済新聞出版社)