JALを再建させた名経営者 稲盛和夫のシンプル思考

稲盛和夫(1932-) 京セラ、第二電電(現・KDDI)創業者、日本航空取締役名誉会長

バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える

京セラ、第二電電を創業し、2010年に無報酬で日本航空の会長に就任し、誰もが不可能と言ったJALの再建に取り組み、僅か2年で建て直しに成功し再上場させた名経営者 稲盛和夫のことばです。

SBIホールディングスのCEOである北尾義孝(1951-)は、ご自身のブログ「北尾義孝日記」の中で、このことばの本質を「賢い奴は複雑なことのポイントが直感的に分かる」ということであると分析しています。

稲盛和夫は、JALが、今直面している問題の原因の本質を、シンプルに突き詰め、官僚体質、コストや安全に対する意識低下、外部環境の変化への不対応など問題点をスピーディーに解決し、2012年9月19日に破綻したJALを再上場に導きました。

追記(2020.12.6)

コロナ禍の中、政府は来春にインバウンド(訪日外国人客)需要の回復を目指し来春にも、海外からの小規模分散型のツアーを受け入れることを検討しています。

またコロナウィルス感染症の経済対策として、実施されている国内旅行の需要喚起キャンペーン『Go Toトラベル』は一部の地域で、適用除外となりました。

JALは、こうした状況下の中で、「稲盛哲学」の下、ウイルスという見えない敵と戦いながら安全な運航に務めています。

参考資料

稲盛和夫『生き方』(サンマーク出版)

稲盛和夫『考え方』(大和書房)

北尾義孝ブログ『北尾義孝日記』