手に入りにくいから欲しくなる! 希少性の原理

地球上で最後のひとつ

『いちごバター』即日完売!
手に入りにくいから欲しくなる!希少性の原理

入手困難!大ヒット商品『いちごバター』

スーパーマーケット成城石井が販売するスプレッド『いちごバター』は「入手困難」「神の味」とSNSやブログで人気が沸騰している期間&数量限定の大ヒット商品です。

2019(令和元)年10月3日午前10時から、『いちごバター』の販売がありました。即完売した4月と7月の販売に続き3回目です。1人1点限りの各店舗とオンラインショップでの6万個の数量限定で販売されました。

いちごバターの再販

希少性の原理

「求められている量(需要)に対して供給できる量が少ない」

消費者は、希少な商品であればあるほど、その商品に対して高い価値があるという印象を抱きます。商品が入手困難になればなるほど、高い価値を感じる心理を「希少性の原理」といいます。

自由が欲しい!

アメリカの心理学者ジャック・W・ブレーム(1928-2009)は1966(昭和41)年に著した『A theory of psychological reactance』の中で「人間は自由を制限されると激しく抵抗し、自由を回復しようとする」と主張しました。

『いちごバター』の「10月3日午前10時から6万個(1人1点限り)」という情報は、商品を入手する自由を奪われて消費者の心理にリアクタンス(抵抗)が発生します。

 時間の制約、数量の制約と消費者心理

アメリカの社会心理学の第一人者、ロバート・B・チャルディーニ(1945-)は、1984(昭和59)年に発表した『影響力の武器(Weapon of infleence)』の中で、「時間による制約と数量による制約が、商品の価値を高める」と述べています。

消費者の「入手困難な商品ほど価値がある」と考える心理と、「購入する自由が奪われる」と感じる心理的リアクタンスは、「希少性の原理」の効果を高めます。

欲しくなる

「1人◯個までしか買えない」「今しか買えない」と、消費者に認知させることが、消費者が商品を購入する自由を妨げ、リアクタンスを喚起させ購買に結び付きます。

商品の生産販売終了から奇跡の復活!

2019年の5月に定番のスナック菓子として長らく親しまれていた『チーズあられ』が製造メーカーエルミオーレ製菓の廃業に伴い販売を終了しました。

ネット上には販売終了を残念に思う声が寄せられる中、新たな菓子メーカーが名乗りを上げました。

お菓子メーカー『ハル屋』は、これまで製造していたエルミオーレ製菓からレシピを引き継ぎ、試作を繰り返してオリジナルに忠実な味を再現しました。

8月上旬から生産を開始し浜松市内を皮切りに販売先を順次拡大しています。

静岡県民に愛されて来た『チーズあられ』。もう2度と、食べられないと思っていた、お菓子が食べられる。

さて、この消費者心理は、如何なるものでしょうか?

参考資料

ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器』(誠信書房)

 

チーズあられ復活(中日新聞記事)

いちごバターtwitter

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