小林多喜二の逮捕された街 赤坂2丁目付近

赤坂2丁目

小林多喜二(1903~1933)

「蟹工船」「党生活者」などで知られるプロレタリア文学の旗手、小林多喜二。彼は赤坂福吉町(赤坂2丁目)の蕎麦屋「更科庵」(現存せず)に入ろうとしたところを、張り込み中の刑事に逮捕されました。築地警察署に連行後、拷問により非業の死を遂げました。

福吉町と市電通りを挟んだ反対側は溜池。多喜二の死から3年後の1936年、首都を震撼させた2.26事件が起きます。この舞台、山王ホテルが開業から1年を迎えました。

言論弾圧、軍部の台頭と、暗い時代の幕開けです。当時、芸妓街だった福吉町は、現在は飲食店が密集しています。街は変貌しましたが、多喜二の著作は、没後85年の現在も読み継がれています。

参考図書
小林多喜二「蟹工船」(新潮社)
山田風太郎「人間臨終図鑑」(徳間書店)

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