もしかして 私の耳って地獄耳⁉︎

3分でわかる『カクテルパーティー効果』

雑踏で なぜか聞こえる関心事

人の耳「3つの情報」逃さない!

人は、騒がしい場所にいても「自分に関係ある情報」だけは自然と耳に入るものです。この心理現象を『カクテルパーティー効果』といいます。

『カクテルパーティー効果』とは?

騒がしい場所でも「自分に関係ある情報」だけは無意識でいても耳に入る心理現象

人の耳は喧騒の中でも、次の3つの情報に敏感に反応するといわれています。

1.あなたが関心を持っている話題 

ゴルフなどの趣味、グルメetc

2.あなたの属性に関連した話題 

自分の業界、地元、出身校etc

3.あなたが不安に感じていること 

老親の介護、子どもの教育etc

脳は、自分が関心を持つ3つの情報を、自動的に仕分けして取り込みます。この脳の働きを『選択的知覚』といいます。

『選択的知覚』とは?
耳から入ってきた情報を、自分に必要があるのかどうかを判断して選び取る脳の働き

あなたが、大勢の人で賑わう居酒屋で思わず耳をそばだてたのは、近くのテーブルから3つの情報のうちのどれかが聞こえてきたからではないでしょうか?

「自分ごと」人は必ず振り返る!

人は、新聞・テレビ・ネットを問わず「自分に関係があることだ」と感じると、自然に目を向けます。その理由は『カクテルパーティー効果』は耳だけではなく目から得る情報にも働くからです。

あなたは街を歩いていて、看板やお店に貼ってあるポスターに「あっ、私のことだ!」と目が釘付けになったことはないでしょうか?

「女性のための30分健康体操」をコンセプトに、中高年女性の支持を集める日本国内で約2000店舗、会員数が86万人を誇る女性専用フィットネスクラブ『カーブス』。お店の看板が健康を気にするシニア女性の目を惹きます。

「日に日に体力が衰えたような気がする」「お腹の肉が気になるわ」と悩む女性は、カーブスの看板を見て「あっ、アタシのことだ!」と反応するのです。

このように、あなたの会社の広告の中に、ターゲットが普段から気に掛けているキーワードを盛り込みます。するとターゲットの脳に選択的知覚が働き、注意を惹きつける効果が生まれます。

参考文献
 

阿部誠『サクッとわかるビジネス教養 行動経済学』(新星出版社)

中村和正『[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61 』(エムディエヌコーポレーション)