予想どおりに不合理

ダン・アリエリー著 熊谷淳子訳、早川書房、定価990円

マーケティングは、メディアや消費者のライフスタイル、コミュニケーション手段の変化により、その手法は日々大きく変化しています。しかし変わらないのが人間の心理です。人間の仕組みそのものにアプローチする必要性に着目す「行動経済学」の要素をマーケティングに取り入れる動きがこの数年、広がりを見せています。

「人は合理的に選択を行っていると自分では思っても、実際には、あなたも私も一見説明が出来ない不合理な選択を行っている」と行動経済学の先駆者 ダン・アリエリーは説きます。

人の、不合理とも思える行動には一定のパターンがあります。それを解明する事で、マーケティングに応用することができます。

人は比較対象がない判断できない

人は最初の経験や印象を基準に物事を判断する

など人の行動心理を様々な事例でわかりやすく紹介しています。消費の主役は人です。変わらない人間の本質を踏まえた上でマーケティング施策を考えることの重要性を説く一冊です。