永谷園創業者 永谷嘉男の“小”が勝つための市場戦略

永谷嘉男(永谷園創業者 1923年-2005年)

小規模な企業が生き残るには、局地戦に勝て

コロナ禍で、働き方が大きく変化しました。今から40年前に永谷園は、斬新な”働き方“制度を導入し、大ヒット商品を生み出しました。

永谷園は、“ご飯のお供”というニッチなジャンルを狙い、局地戦を展開し『お茶漬け海苔』、『あさげ』、『すし太郎』などのヒット商品で食品市場に独自の地位を築きます。

「次に続くヒット商品を開発しなければ成長はない」と永谷嘉男は、1979年に前代未聞の社内制度”ぶらぶら社員制度“を立ち上げます。

「2年間食べたいものを食べろ!行きたいところに行け!経費は遣い放題、報告書も不要!ぶらぶら歩いて新商品のアイデアを考えることに専念して欲しい」と、開発企画室長 能登原隆史に辞令を下します。能登原は世界中を放浪し、大ヒット商品『麻婆春雨』が生まれます。発想の原点は、ある中華食堂で出会った、注文しなくても添えられる何の変哲もない“ニッチの中のニッチ”といえる1杯の中華スープでした。

大手メーカーは類似商品を、次々に市場に投入します。しかし永谷園の『麻婆春雨』は他社の追随を許しませんでした。『麻婆春雨』は今や中華料理の“定番”として親しまれています。

参考資料

永谷園ホールディングスホームページ